読書感想2

年末年始はテレビとゲームばっかりだったけど、合間に何冊か読んだので感想を書きます。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

面白くて、分厚い本だったけど一気に読めた。2も出てるみたいだし読もうかな。
工場の話なので、(僕の知ってる限りだけど)Webに置き換えると、在庫の部分がちょっと違うかなぁと思ったけど、やっぱり面白かった。


環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

本屋で立ち読みなので、流し読んだだけだったけど、かなりの衝撃を受けました。ゴミは分別しないほうがいいとか、ダイオキシンは殆ど無害だとか、ペットボトルを分けて回収しても結局燃やしてるだけだとか。
そういや最近東京都の一部の区でも、ゴミの分別をしなくていいようになったし。いやー、それまで率先して分別していた僕としては涙目でしたよ。ほんとに。

しかもこの本を読んですぐに、たまたま見たさんまの番組で全く同じような事をどっかの学者が言っていて、出演者の全員が「何フザケた事言ってんだ!」的な雰囲気になってたことが印象的でした。しかもさんまなんか自分で調べるとまで言い出してたし。

まあ何にせよ、いい本でした。これも2が出てるし読んでみようかな。


夜と霧 新版

夜と霧 新版

ユダヤ強制収容所に入れられていた精神医が書いた本。以前に読んだジャック・ウェルチの本で、「戦争で捕虜にされて生き残った人はビジネスでもいい結果を残せる」っぽいことを(うる覚えだけど)読んだのと、職場の中国人に何故か強制収容所の悲惨さを教えてもらったので、試しに読んでみた。
極限状態で悲惨だということが分かった。希望どころか先も全く見えないような状態で、それでも生き残れた人なら、そりゃ仕事も出来るだろうなと思った。まあ、そういう人ばっかでもないだろうけど。ただ、僕個人としてはこんな状態で生きていけるかどうかは全く分かりません。


読みやすかった。それまで経済に興味が全く無かった人は、初めに読むといいんじゃないかと思う。個人的には第8章が面白かった。
「エグジットストラテジー」という概念があって、どうなったらやめるかというのを最初に決めるといいらしい。引き際を見過ごしてズルズルと赤字を垂れ流すのを防ぐ為だそうだ。
そういやモバゲーは今でこそ飛ぶ鳥落とす勢いだけど、DeNAは最初は1億円の赤字が出たらやめようと思ってたらしいし、まともな会社だとそういう事もきっちり決めた事業計画とかを練ってるんだろうなと思った。



さて、仕事が始まるまであと1週間。
あと何冊読めるかな?